今回、スクエアの回数券の利用条件や管理方法について調べてみました。
まず、結論から言うと、回数券の合計金額が5万円以下・利用期限1年以内の回数券なら、どんな業種でも決済できます。
5万円超の回数券なら、業種ごとに利用条件があって、以下のとおりです↓
エステティック | 語学教室・家庭教師・学習塾・パソコン教室・結婚相手紹介サービス | その他の業種(整体・治療院・スポーツジム等) |
❶ 5万円以下で期間1年以内 ❷ 5万円超で期間1か月以内 |
➊ 5万円以下で期間1年以内 ➋ 5万円超で期間2か月以内 |
➊ 5万円以下で期間1年以内 ➋ 5万円超で期間2か月以内 |
カンタンに言えば、
・5万円以下で1年以内の回数券なら全業種で使える。
・5万円超の回数券なら業種によって「1か月以内」または「2か月以内」なら使える
となります。
(とくに、5万円超えると高額になるので、倒産などが起こった時に消費者が大きな損害を被らないよう、回数券の利用期間を短くし、使いきれるよう消費者を守るために法制化されています。)
また、スクエアでは回数券の管理もカンタンにできます。
スクエアで0円決済して、お会計画面のメモ欄に「回数券3回目」などと入れて来店記録を残せばOKです。
スクエアは無料アカウント作成するだけで、すぐに審査してくれますので、先に投げてしまうと時間が短縮できます。
では、スクエアで回数券を使うための詳しい条件や管理方法について説明していきましょう。
スクエアで回数券を使う条件
スクエアの回数券の利用条件は、以下の3つの職種によって分かれます。
- エステティック
- 語学教室・家庭教師・学習塾・パソコン教室・結婚相手紹介サービス
- その他の業種(整体・治療院・スポーツジム等)
3つの業種の利用条件はこんな感じです↓
1⃣エステティック | 2⃣語学教室・家庭教師・学習塾・パソコン教室・結婚相手紹介サービス | 3⃣その他の業種(整体・治療院・スポーツジム等) |
❶ 5万円以下で期間1年以内 ❷ 5万円超で期間1か月以内 |
➊ 5万円以下で期間1年以内 ➋ 5万円超で期間2か月以内 |
➊ 5万円以下で期間1年以内 ➋ 5万円超で期間2か月以内 |
ほとんどの業種は「3⃣その他の業種」に該当しますよね。
なので、以下の業種でなければ、「3⃣その他の業種」の利用条件で回数券を設定すればOKです!
- エステティック
- 語学教室
- 家庭教師
- 学習塾
- パソコン教室
- 結婚相手紹介サービス
上記の業種でなければ、「5万円以下で期間1年以内」または「5万円超で期間2か月以内」の回数券を作れば良いだけ。
なので、カンタンですよね!
では、つぎに回数券の具体的な設定事例を解説していきましょう。
回数券の設定事例
では、スクエアで業種ごとに、回数券を使う場合の事例を説明していきましょう。
エステティックの場合
エスティック業種の利用条件は以下のとおりです。

<回数券の金額と期間>
❶ 5万円(税込)以下で期間1年以内
❷ 5万円(税込)超で期間1か月以内
具体的な例で説明しましょう。
❶ 5万円(税込)以下で1年以内
5万円(税込)以下で期間1年以内の回数券はこんな感じです↓
<エステの回数券(例)>
<例1>
・フェイシャル&ボディ(全4回)
・回数券の料金:5万円(税込)
・有効期限:1年以内
<例2>
・ブライダル2か月プラン(全6回)
・回数券の料金:5万円(税込)
・有効期限:1年以内
❷ 5万円(税込)超で1か月以内
5万円(税込)超で1か月以内の回数券はこんな感じです↓
<エステの回数券(例)>
<例1>
・美肌スペシャルプラン回数券
・回数券の料金:6万円(税込)
・3回分回数券:3/1~4/1まで
<例2>
・ブライダルプレミアム2DAYS
・回数券の料金:52,000円(税込)
・2回分回数券:1か月以内
こんな感じで、スクエアならエステの回数券の決済に使うことができるんです。
語学教室・家庭教師・学習塾・パソコン教室・結婚相手紹介サービスの場合
この業種の利用条件は以下のとおりです。

<回数券の金額と期間>
❶ 5万円(税込)以下で期間1年以内
❷ 5万円(税込)超で期間2か月以内
では、パソコン教室の例で説明しましょう。
❶ 5万円(税込)以下で期間1年以内
5万円(税込)以下で期間1年以内の回数券はこんな感じです↓
<パソコン教室の回数券 例>
<例1>
・1レッスン60分(全4回)
・回数券の料金:12,800円(税込)
・有効期限:6か月
<例2>
・WORD&Excel(全8回)
・回数券の料金:39,800円(税込)
・有効期限:8か月
❷ 5万円(税込)超で期間2か月以内
5万円(税込)超で期間2か月以内の回数券はこんな感じです↓
<パソコン教室の回数券>
<例1>
・Word Excel スペシャリスト対策(全8回)
・回数券の料金:59,800円(税込)
・有効期限:2か月
<例2>
・JAVAプログラミング(全16回)
・回数券の料金:128,000円(税込)
・有効期限:2か月
こんな感じで、スクエアならパソコン教室や語学教室の回数券の決済に使うことができます。
その他の業種(整体・治療院・スポーツジム等)の場合
その他の業種の利用条件は以下のとおりです。

<回数券の金額と期間>
❶ 5万円(税込)以下で期間1年以内
❷ 5万円(税込)超で期間2か月以内
整体院の例で説明しましょう。
❶ 5万円(税込)以下で1年以内
5万円(税込)以下で期間1年以内の回数券はこんな感じです↓
<整体院の回数券 例>
<例1>
・猫背矯正(回数券6回券)
・回数券料金:9,800円(税込)
・有効期限:1年以内
<例2>
・美容針灸(回数券10回券)
・回数券料金:4万円(税込)
・有効期限:1年以内
❷ 5万円(税込)超で期間2か月以内
5万円(税込)超で期間2か月以内の回数券はこんな感じです↓
<整体院の回数券 例>
<例1>
・美容整体(回数券6回券)
・回数券料金:6万円(税込)
・80分×4回 3/1~5/1まで
スクエアでの回数券の管理方法
では、スクエアで回数券を管理する方法について解説しましょう。
スクエアで回数券を管理する方法はめっちゃカンタンです。
0円決済して、お会計画面のメモ欄に「回数券3回目」などと入れればOKです。
0円決済の方法は以下の3つです。
- 方法①
メニューの[その他]>[顧客]より該当の顧客を選択 >右上の[⋯]>[顧客の新規販売]>[お会計]> ¥0の決済を記録する >[新規販売]をタップし、メイン画面に戻る - 方法②
お会計画面で[お会計:¥0]> ¥0の決済を記録する > レシート画面で[顧客情報を追加]> 該当の顧客を検索し選択する - 方法③
あらかじめ「来店記録」などの商品名で0円の価格で商品登録をしておく。
0円の商品を選択して決済 >レシート画面で[顧客情報を追加]> 該当の顧客を検索し選択する
上記のいずれかの操作をすることで、該当の顧客情報に来店記録が保存されますよ。
スクエアで回数券を使うときの注意事項
特定継続役務提供の業種で回数券を決済するときの注意事項は以下のとおりです。
☑ 例えば「5万円以下」とは税込金額です。
☑ 例えば「1ヶ月以内」とは「2月4日サービス開始の場合、3月4日まで」となります。
☑ 継続的役務(回数券)に付帯して販売する物品の料金(例:入学金、受講料、教材費、関連商品の販売)も加算され、範囲に含まれます。
☑ 回数券の販売にあたっては、料金体系や商品のメニューを店頭やお店のホームページにキチンと明記しましょう。
☑ スクエア事務局から確認があったときにすぐに説明できる状態にしておきましょう。
☑ ルールに違反するとアカウント停止になりますので注意しましょう。
Squareはルール違反に厳しいので、ルールをしっかり理解して使うのがオススメです。
スクエアでの回数券に使える決済ブランド
では、スクエアの回数券に使える決済ブランドを解説しましょう↓↓
クレジットカード
電子マネー
QRコード

✔ PayPayは、その他の業種(整体・治療院・スポーツジム等)の回数券の販売には、使用できません。(PayPayは、都度メニューや物販の決済は可能です)。
どうですか?
これだけの種類の決済ができれば、お客様のニーズに、バッチリ応えられますよ。
→スクエア公式ページで回数券で使える決済ブランドの詳細を確認する
スクエアのコスト
それでは、スクエアのコストを解説しましょう。
初期コスト
スクエアは、加盟料や導入一時金0円です。
なので、初期コストは0円です。
機器コスト
スクエアに必要な機器は以下の2つ。

❶スマホ(またはタブレット)
❷カードリーダー
「❶スマホ(またはタブレット)」は、手持ちのモノでOKです。
なので「❷カードリーダー」をスクエア公式ページ(スクエアショップ)から買えばOKです。
<スクエアリーダー 4,980円(税込)>
カードリーダーは4,980円(税込)です。
なので、Squareの機器コストは、4,980円だけです♪
月額コスト
スクエアは月額基本料0円です。
月額コストは決済手数料のみ。
つまり、毎月の固定費が0円。
なので、お客様向けに決済した時にだけ料金が発生します。
決済手数料
スクエアの決済手数料は、3.25%です。
ここで大ニュースなんですが、VISAとマスターは2024年11月1日から2.50%に値下がりしました!!
<VISAとマスター決済手数料2.50%>

決済手数料の例
では、決済手数料の例をあげましょう。
たとえばVISAカードで1,000円決済した場合は、こんな感じ↓
<例:VISAカード決済1,000円>
1,000円×2.50%=25円
どうですか?
めっちゃ安いですよね!!
この決済手数料は驚異の安さ!!
VISAとマスターは国内のクレジットカードの8割のシェアがあります。
なので、VISAとマスターの決済手数料が安いとランニングコストを抑えることができます。
コストで選ぶならスクエアはめっちゃオススメです。
スクエアの決済手順
では、スクエアの決済手順について解説しましょう。
➊ スマホ(またはタブレット)とスクエアリーダーを準備する

❷スマホ(またはタブレット)のスクエアアプリを開く

❸金額を入力し、右下の「お会計」をタップする。

❹クレジットカードを差し込む

❺お客様にスクエアアプリで暗証番号を入力していただく

タッチ決済の場合は、暗証番号の入力は不要です。
スクエアの申込~審査~利用開始の流れ
では、スクエアの申込~審査~利用開始の流れを解説しましょう。
たったの3ステップです。
- 無料アカウント作成
- 審査
- カードリーダーの購入
1つずつ解説しましょう
無料アカウントを作成
まずは、スクエアの無料アカウントを作成します。
スクエア公式ページから入力は3分程度で完了できます。
審査
スクエアは無料アカウントを作成すると即、審査開始されます。
審査の流れは、こんな感じです↓↓

スクエアは、決済ブランドごとに順に審査します。
VISA、MASTER、アメックスは、最短当日で審査が通過します。
JCBやダイナース、交通系電子マネーは、3~4日。
QUICKpayは、5~6日。
PayPayは、10日で審査通過です。
めっちゃ早いですよね!!
審査が通過した決済ブランドから取り扱いが開始できますよ。
カードリーダーの購入
カードリーダーはスクエア公式サイトで購入すればOKです。
<スクエアリーダー 4,980円税込>

カードリーダーは申込から3~5日で届きます。
スクエアは、審査が完了した決済ブランドからお客様向けの決済ができます。
なので、VISA、Mastre、アメックスは、申込みから最短3日でお客様向けの決済ができるんです!!
だから、急いでキャッシュレス決済を導入したいならスクエアは、めっちゃオススメです。
まとめ
今回、スクエアの回数券の利用条件や管理方法についてまとめました。
スクエアの回数券の利用条件は業種によって違いますが、5万円以下・利用期限1年以内の回数券なら、どんな業種でも決済できます。
具体的な利用条件は以下のとおりとなっています。
エステティック | 語学教室・家庭教師・学習塾・パソコン教室・結婚相手紹介サービス | その他の業種(整体・治療院・スポーツジム等) |
❶ 5万円以下で期間1年以内 ❷ 5万円超で期間1か月以内 |
➊ 5万円以下で期間1年以内 ➋ 5万円超で期間2か月以内 |
➊ 5万円以下で期間1年以内 ➋ 5万円超で期間2か月以内 |
これらの業種の使い方の違いはたった1つだけです。
5万円超の回数券は、上記の基準に照らして、利用期限を「1か月以内」または「2か月以内」のどちらかに設定すればOKです。
なので、このルールさえ守れば、スクエアで回数券の販売に使えます。
また、スクエアでの回数券の管理は、スクエアで0円決済して、お会計画面のメモ欄に「回数券3回目」などと入れておくだけです。
スクエアは無料アカウント作成するとすぐに審査してくれますので、お早めにどうぞ。