妻の友だちが個人事業主として、ハンドメイドの洋服のネットショップを運営しているんですが、今度小さなショップを開業するので、PayPayのQRコードステッカーを導入したいそうです。
そんな彼女から「個人事業主がPayPayのQRコードを導入する方法を教えて」と言われました。
そこで、今回、個人事業主がPayPayのQRコードを導入する方法を調べてみました。
実は、個人事業主がPayPayのQRコードを導入するのは、めっちゃカンタンなんです。
まず、PayPay公式サイトから申し込むと、即審査が開始され、約1週間で「QRコードステッカー」が届きます。
<PayPayのQRコードステッカー>

お客さんが来たら、「PayPayQRコードステッカー」をスマホで読み込んでもらって、料金を入力するだけで、決済できます。
PayPayは、初期コストは0円で、加盟料や導入一時金はありません。何の機器も必要ないので、機器コストも0円。
月額基本料も0円(つまり固定費0円)。
必要なコストは、決済手数料1.98%だけ。
たとえば、1,000円の商品なら、1,000円×1.98%=19円です。
PayPayは使った分しかお金がかからないし、解約しても違約金0円なので、申し込んでも何のリスクもありません。
PayPayは審査があるので、まずは仮申し込みを済ませておくと、時間をムダにせずにすみます(申し込みは1分で完了できます)
とはいえ、個人事業主がPayPayを導入する方法について、いろいろ気になるところだと思いますので、以下にくわしくまとめてみました!
個人事業主がPayPayのQRコードステッカーを導入する方法
個人事業主がPayPayのQRコードステッカーを導入するのは、めっちゃカンタンです。
公式サイトから申し込むと、すぐに審査が開始されて、約1週間でQRコードステッカーが届くので、あとは、レジ横に置くだけで、すぐに決済を開始することができます。

あと、QRコードは、カンタンに印刷できるので、イベント販売など、外で持ち運んで、決済することもできます。

こんな感じでバインダーに挟むと使いやすいです↓↓

あと、PayPayのQRコードステッカーなら、紙のステッカーだけだから、必要な機器は何もありません。
なので、WI-FI機器やカードリーダーなどの機器を購入する必要もなく、コスト0円で導入できます。
PayPayは、仮申込み→本申込み→利用開始のステップでカンタンに導入できるので、仮申し込みを済ませてしまうと、スピーディーに利用開始できます。(仮申し込みは1分です。)
妻の友人が『お店を開くけど、できるだけお金をかけたくないの』と言っていたのが印象的でした。
リアル店舗ってどうしても初期投資がかかるので、決済端末に何万円も出せないのは本音ですよね。
PayPayのQRコードならステッカーだけで済むし、手数料も売れた分だけ。まさに“最小コストで始めたい人”にはぴったりの仕組みだと感じました。
PayPayの使い方
では、PayPayの使い方を解説しておきましょう。
<PayPay決済手順>
❶お客さんがPayPayステッカーのQRコードを読み取る

❷お客さんが会計の金額を入力する

❸お店側が会計の金額を確認する。

これだけで決済が完了できます。
どうですか?
めっちゃカンタンですよね。
お客様もPayPayの操作には慣れているので、操作はスムーズにできます。
最近は現金を持ち歩かないお客さんが増えているので、PayPayが使えると、現金の持ち合わせのないお客様の購入が増えます。
なので、個人でも商品販売を開始するなら、絶対にPayPayを導入しておいた方が良いですよ。
僕自身、以前に趣味で小さなイベントを開いたとき、現金のやりとりが地味に手間だったんです。
だから、PayPayのようなQR決済は、お店側だけでなくお客さんにとっても便利。
しかも月額0円というのは、プレッシャーなく始められるのがいい。
『とりあえず置いておく』という感覚で導入できる安心感って、けっこう大事だと思います。
PayPayはレシート印刷はなし
PayPayにはレシートを印刷する機能がありません。
なので、お客様に領収書が欲しいと言われた場合は「PayPayアプリの利用履歴から、決済の詳細をご確認いただけますよ」と言えばOKです。
ほとんどのお客様はスマホで内容を確認できるため、これで十分なケースがほとんどです。
もし、「紙の領収書が欲しい」と言われたら、100均の領収書で対応すればOKです。
念のため、100均で領収書を買っておき、レジ横に置いておくと、安心です。
PayPayのコスト
では、個人事業主がPayPayのQRコードステッカーを利用するときのコストを解説しましょう。
初期コスト
PayPayは、導入一時金や加盟料は0円。
つまり、初期コストは0円です。
何の機器も必要ないので、機器コストも0円。
解約したとしても、違約金もなし。
なので、ノーリスクで申込みできます。
月額基本料
PayPayの月額基本料は0円。
つまり、固定費0円です。(固定費0円は嬉しいですね。)
決済手数料
PayPayのコストは、決済した時だけに手数料がかかるだけです。
決済手数料は「1.98%」です。
では、決済手数料の例をあげますね。
1,000円の商品をPayPayで決済した場合です。
<決済手数料の例>
1,000円×1.98%=19円
どうですか?
めっちゃ安いですよね。
PayPayの決済手数料はキャッシュレス決済でも最安値の水準です。
なので、コストを安く抑えて、キャッシュレス決済を導入するならPayPayはめっちゃオススメです。
料金プラン
ちなみに、PayPayには「PayPayマイストアライトプラン」と「PayPayマイストア制限プラン(基本プラン)」の2つの料金プランがあります↓↓

「PayPayマイストアライトプラン」は「PayPayマイストア制限プラン」より機能が拡張されます。
具体的にはこんな感じ↓↓
PayPay マイストア ライトプラン |
PayPay マイストア 制限プラン |
|
ストアページ管理 | 〇 | 〇 |
お知らせ記事の投稿 | 〇 | 〇 |
PayPayクーポンの利用 | 〇 | × |
PayPayスタンプカードの利用 | 〇 | × |
各サービスの利用分析 | 〇 | × |
「PayPayマイストアライトプラン」は、クーポンが使えたり、スタンプカードは使えるようになり、決済手数料が1.6%になります。
でも「PayPayマイストアライトプラン」は、加入3か月目から月額基本料が必要になるんです。
こんな感じです↓↓
PayPay マイストア ライトプラン |
PayPay マイストア 制限プラン |
|
初期コスト | 0円 | 0円 |
月額基本料 | 1,980円 (2か月無料) |
0円 |
決済手数料 | 1.60% | 1.98% |
導入当初から月額基本料がかかるのは、個人事業主にとってイタイですよね。
なので、個人でPayPayを導入するなら、まずは「PayPayマイストア制限プラン」で申し込んで、クーポンやスタンプカードを使う必要があったら、あとからプラン変更すればOKです。
実際に僕もPayPayの申し込みページから申し込んで見てみたんですが、本当に1分で仮申し込みができました。
入力項目もシンプルで、書類のアップロードもスマホでOK。
こういうのって、住所や事業内容で細かく引っかかると思ってたけど、個人事業主でも想像以上にスムーズに進められるんだなと実感しました。
売上金の入金確認の方法
PayPayで決済した売上金の確認はスマホで行います。
スマホに「PayPay店舗用アプリ」(無料アプリ)をダウンロードすればOKです。
<PayPay店舗用アプリ>
PayPay for Business

このアプリで、PayPayの売上金を確認したり、入金情報を確認することができます。
お店で販売しながら、ちょこっとスマホを確認すれば、売上確認ができちゃいます。
PayPayの売上金の入金サイクル
PayPayを使って決済された売上金の入金サイクルについて説明します。
PayPayで決済した売上金は、当月末締めて、翌月に入金されます。
入金日は、登録する銀行によって、少し異なります。こんな感じ↓↓
金融機関 | 締め日 | 入金日 |
paypay銀行 | 当月末 締め |
翌日 (翌月1日) |
その他金融機関 | 当月末 締め |
翌月の第2営業日 |
ゆうちょ銀行 | 当月末 締め |
翌月の第4営業日 |
どの金融機関でも月末締めなんですが、翌月の入金日が少しだけ違いますね。
図で表すとこんな感じ↓↓

自動で振り込まれますので、特別な操作は不要です。
PayPayはソフトバンクグループが運営しているので、入金が遅れる心配もなく安心ですよ。
振込手数料
PayPayの売上金は、どの銀行を指定しても振込手数料が無料です。
銀行手数料が一切かからないのは、大きなメリットですね!
急ぎのときは「早期振込サービス(都度)」が使える!
「今月は早めに入金してほしい…」
そんなときに便利なのが、早期振込サービス(都度)です。
アプリから申請すれば、翌営業日に振り込んでもらえます。
振込日 | 都度振込手数料 | 振込手数料 |
申請の翌日 | 0.38% | PayPay銀行20円 その他の金融機関200円 |
少しだけ費用はかかりますが、「急ぎで資金が必要!」というときにはとても頼れる機能です。
早期振込サービス(自動)
売上金が設定金額以上になったら、自動的に翌日振込するサービスがあります。
名称は「早期振込サービス(自動)」。
これは、売上金10万円以上などで設定しておけば、その売上金になったら、振り込まれるサービスです。
振込日 | 自動振込手数料 | 振込手数料 |
設定額 到達の 翌日 |
0.38% | PayPay銀行20円 その他の金融機関200円 |
定期的にキャッシュが欲しい場合は、このサービスもめっちゃ便利ですね!
個人事業主がPayPayのQRコードを申し込む時の手順
では、個人事業主がPayPayのQRコードを申し込むときの手順を解説しましょう。
申込みは以下の3ステップでめっちゃカンタンです↓↓
- 仮登録
- 本登録
- PayPayスタートキットの到着
では、1つずつ解説しましょう。
仮登録
まずPayPay公式サイトから仮登録します。
入力項目はめっちゃ少なくて、以下を入力するだけで完了です↓↓
<入力項目>
・氏名
・メールアドレス
・連絡先電話番号
・郵便番号
これで仮申し込みが1分で完了です。
本申込
仮申し込みで登録したeメールアドレス宛に本申込用の入力フォームが届きます。
そこで、以下の書類のアップロードや入力を行います。
- 本人確認書類
- 銀行の口座情報
- 店舗の画像
(または自宅玄関と商品の画像)
では1つずつ解説しましょう。
本人確認書類
以下のいづれか1点あればOK↓↓
本人確認書類 |
・運転免許証 ・在留カードおよび特別永住者証明書 ・マイナンバーカード ・日本国パスポート※ ・各種健康保険証※ |
※「日本国パスポート」または「各種健康保険証」を使う場合は、追加で以下のいずれか1点が必要です↓↓
追加書類 |
・公共料金領収書 (電気・ガス・水道など) ・住民票記載事項証明書 ・住民票写し |
銀行の口座情報
以下の銀行口座情報があればOKです↓↓
銀行の口座情報 |
・金融機関名 ・支店名 ・預金種別 ・口座番号 ・口座名義人 |
お店の画像
お店の画像は以下1枚ずつ必要です。スマホで撮ればOKです。
お店の画像 |
・お店の内観(1枚) ・お店の外観(1枚) |
画像のイメージは以下のとおりです。
<お店の外観の画像(例)>

<お店の内観の画像(例)>

こんな感じで鮮明に全体が分かるように撮影すればOKです!
実店舗がない場合
個人事業主の場合、実店舗を持っていない方も多いと思います。
実店舗がない場合について、自宅を「自宅兼事務所」という取り扱いにして、以下の画像を準備すればOKです。
自宅等の画像 |
・自宅の玄関の画像(1枚) ・商品をテーブルに並べた画像(1枚) |
「自宅兼事務所」は自宅の玄関に「屋号」を貼り付ければOKです。
(「屋号」は、その場で思いついた屋号でも大丈夫です。)

あとは、販売商品をテーブルに並べて撮影しましょう↓↓

ホームページやチラシなどで、メニューや価格表の画像を保管しておくと、さらに審査に通過しやすいです。
PayPay側としては、PayPayを広く使ってほしい反面、不正利用を防止したいんです。
なので、PayPayを健全な販売活動に利用することを証明することが大切です。
必要書類を提出して、PayPayを健全な販売活動に使うことをしっかりアピールすれば、PayPayの審査は通りますよ。
PayPayスタートキットの到着
審査情報の入力後、1週間で「PayPayスタートガイドとスタートキット」が届きます。

この「スタートガイド」の内容に沿って「QRコードステッカー」を組み立てましょう。
QRコードステッカーを組み立てた後、管理サイトにログインして口座情報などの確認すればPayPayの導入が完了です!!
だから、PayPayは、申込みから約1週間で加盟店としてキャッシュレス決済できちゃいますよ。
まとめ
今回、個人事業主がPayPayのQRコードを導入する方法を解説しました。
個人事業主がPayPayのQRコードを導入するのは、めっちゃカンタン。
PayPay公式サイトから申し込むと、即審査が開始され、約1週間で「QRコードステッカー」が届くので、レジ横に置けば、準備完了です。
お会計のときに、お客さんに「PayPayQRコードステッカー」をスマホでスキャンしてもらって、料金を入力すれば、決済できます。
PayPayは、初期コストは0円で、加盟料や導入一時金はありません。
何の機器も必要ないので、機器コストも0円。
月額基本料も0円(つまり固定費0円)。
必要なコストは、決済手数料1.98%だけです。
PayPayは解約しても違約金0円なので、今すぐ申し込んでも何のリスクもありません。
仮申し込みは1分で完了できるので、仮申し込みだけは済ませておくことがオススメです。