妻の友だちがエステを経営していて、PayPayを導入しているんですが、「PayPayは回数券の決済ができない。何か対処方法はない?」とキャッシュレスに詳しい僕に聞いてきました。
そこで、今回、PayPayでエステなどの回数券を決済できない対処方法について調べてみました。
まず、PayPay単独で回数券の決済ができない理由は、ペイペイの規約で回数券の決済に使用することを禁止しているからです。
というのも、回数券は「未来分の支払い」になるので、万一、お店がつぶれてしまったりすると、お客さんが損害を被るので、法律で利用の条件や範囲を厳しく決められているからなんです。
この法律がかなり厳密なので、加盟店に周知徹底するのが大変!なので、多くのキャッシュレス決済サービスでは、回数券の決済を禁止しているんです。(PayPayもご多分にもれず、回数券の決済を禁止してます)。
なので、PayPay単独導入して、回数券の決済をしてしまったら、規約違反になり(あくまでも予想ですが、)利用停止処分(アカウント停止)になる可能性大です。
しかし、スクエアという決済端末を導入することで、PayPayでエステなどの回数券の決済が可能になるんです。
スクエアは、法律で決められた利用の条件や範囲を公式ページに明示していて、その利用範囲を守ることを条件に、PayPayでの回数券の決済を認めているんです。
スクエアの回数券の決済の方法はこちらの記事で詳しく解説しています→スクエアの回数券の販売での使い方!限度額と期間など利用条件を解説。
なので、回数券をPayPayで支払ってもらうためには、スクエアの導入がオススメとなります。
では、さらに詳しくPayPayで回数券決済できない対処方法について解説していきますので、以下をどうぞ。
PayPayで回数券の決済ができない理由
PayPayでは、回数券の決済はできません。(めっちゃ残念。。)
PayPayの加盟店規約には、回数券の決済ができない旨、記載されています↓
第5条取扱商品等
加盟店は、PayPayを利用して次の各号に定める商品等を販売または提供してはなりません。・商品券、プリペイドカード、印紙、回数券その他の有価証券等(ただし、当社らが個別に承諾した場合はこの限りではありません)
回数券を決済する場合、未来分の支払いになるので、法律で利用の範囲や条件を決められています。
この法律がかなり厳密なので、加盟店に周知徹底するのが大変。
なので、多くのキャッシュレス決済サービスでは、回数券の決済を禁止しているんです。
ペイペイもご多分にもれず、回数券の決済を禁止しております。
なので、PayPay単独導入して、回数券の決済をしてしまったら、規約違反になり、あくまでも予想ですが、利用停止処分(アカウント停止)になる可能性大です。
なので、PayPay単独導入で回数券の決済をすることは止めておいた方が良いです。
スクエアを導入すると、PayPayの回数券の決済ができる理由
それで、今回、いろいろ回数券の決済ができるキャッシュレス決済端末を調べてみましたが、ほとんどなかったです。
それで、ようやく発見したのが、決済端末スクエアです。
スクエアを導入すると、PayPayも使えるようになるので、回数券をPayPayで支払ってもらうためには、スクエアを導入すればOKです。
スクエアで回数券を使う条件
スクエアの回数券の利用条件は、以下の3つの職種によって分かれます。
- エステティック
- 語学教室・家庭教師・学習塾・パソコン教室・結婚相手紹介サービス
- その他の業種(整体・治療院・スポーツジム等)
3つの業種の利用条件はこんな感じです↓
1⃣エステティック | 2⃣語学教室・家庭教師・学習塾・パソコン教室・結婚相手紹介サービス | 3⃣その他の業種(整体・治療院・スポーツジム等) |
❶ 5万円以下で期間1年以内 ❷ 5万円超で期間1か月以内 |
➊ 5万円以下で期間1年以内 ➋ 5万円超で期間2か月以内 |
➊ 5万円以下で期間1年以内 ➋ 5万円超で期間2か月以内 |
ほとんどの業種は「3⃣その他の業種」に該当しますよね。
なので、以下の業種でなければ、「3⃣その他の業種」の利用条件で回数券を設定すればOKです!
- エステティック
- 語学教室
- 家庭教師
- 学習塾
- パソコン教室
- 結婚相手紹介サービス
上記の業種でなければ、「5万円以下で期間1年以内」または「5万円超で期間2か月以内」の回数券を作れば良いだけ。
なので、カンタンですよね!
では、つぎに回数券の具体的な設定事例を解説していきましょう。
回数券の設定事例
では、スクエアで業種ごとに、回数券を使う場合の事例を説明していきましょう。
エステティックの場合
エスティック業種の利用条件は以下のとおりです。

<回数券の金額と期間>
❶ 5万円(税込)以下で期間1年以内
❷ 5万円(税込)超で期間1か月以内
具体的な例で説明しましょう。
❶ 5万円(税込)以下で1年以内
5万円(税込)以下で期間1年以内の回数券はこんな感じです↓
<エステの回数券(例)>
<例1>
・フェイシャル&ボディ(全4回)
・回数券の料金:5万円(税込)
・有効期限:1年以内
<例2>
・ブライダル2か月プラン(全6回)
・回数券の料金:5万円(税込)
・有効期限:1年以内
❷ 5万円(税込)超で1か月以内
5万円(税込)超で1か月以内の回数券はこんな感じです↓
<エステの回数券(例)>
<例1>
・美肌スペシャルプラン回数券
・回数券の料金:6万円(税込)
・3回分回数券:3/1~4/1まで
<例2>
・ブライダルプレミアム2DAYS
・回数券の料金:52,000円(税込)
・2回分回数券:1か月以内
こんな感じで、スクエアならエステの回数券の決済に使うことができるんです。
語学教室・家庭教師・学習塾・パソコン教室・結婚相手紹介サービスの場合
この業種の利用条件は以下のとおりです。

<回数券の金額と期間>
❶ 5万円(税込)以下で期間1年以内
❷ 5万円(税込)超で期間2か月以内
では、パソコン教室の例で説明しましょう。
❶ 5万円(税込)以下で期間1年以内
5万円(税込)以下で期間1年以内の回数券はこんな感じです↓
<パソコン教室の回数券 例>
<例1>
・1レッスン60分(全4回)
・回数券の料金:12,800円(税込)
・有効期限:6か月
<例2>
・WORD&Excel(全8回)
・回数券の料金:39,800円(税込)
・有効期限:8か月
❷ 5万円(税込)超で期間2か月以内
5万円(税込)超で期間2か月以内の回数券はこんな感じです↓
<パソコン教室の回数券>
<例1>
・Word Excel スペシャリスト対策(全8回)
・回数券の料金:59,800円(税込)
・有効期限:2か月
<例2>
・JAVAプログラミング(全16回)
・回数券の料金:128,000円(税込)
・有効期限:2か月
こんな感じで、スクエアならパソコン教室や語学教室の回数券の決済に使うことができます。
その他の業種(整体・治療院・スポーツジム等)の場合
その他の業種の利用条件は以下のとおりです。

<回数券の金額と期間>
❶ 5万円(税込)以下で期間1年以内
❷ 5万円(税込)超で期間2か月以内
整体院の例で説明しましょう。
❶ 5万円(税込)以下で1年以内
5万円(税込)以下で期間1年以内の回数券はこんな感じです↓
<整体院の回数券 例>
<例1>
・猫背矯正(回数券6回券)
・回数券料金:9,800円(税込)
・有効期限:1年以内
<例2>
・美容針灸(回数券10回券)
・回数券料金:4万円(税込)
・有効期限:1年以内
❷ 5万円(税込)超で期間2か月以内
5万円(税込)超で期間2か月以内の回数券はこんな感じです↓
<整体院の回数券 例>
<例1>
・美容整体(回数券6回券)
・回数券料金:6万円(税込)
・80分×4回 3/1~5/1まで
<注意事項>
・PayPayは、整体・治療院・スポーツジムの回数券の販売には、使用できません。
どうですか?
こんな感じで、スクエアなら料金と期間だけ気をつければ、回数券に使えますよ。
スクエアでの回数券に使える決済ブランド
では、スクエアの回数券に使える決済ブランドを解説しましょう↓↓
クレジットカード
電子マネー
QRコード
(※PayPayは、整体・治療院・スポーツジムの回数券の販売には、使用できません。)
これだけの決済ブランドに対応できれば、ほとんどのお客さんの決済ニーズに対応できます!
スクエアのコスト
それでは、スクエアのコストを解説しましょう。
初期コスト
スクエアは、加盟料や導入一時金0円です。
なので、初期コストは0円です。
機器コスト
スクエアに必要な機器は以下の2つ。

❶スマホ(またはタブレット)
❷カードリーダー
❶スマホ(またはタブレット)は、手持ちのモノでOKです。
なので、❷カードリーダーをスクエア公式ページ(スクエアショップ)から買えばOKです。
<スクエアリーダー 4,980円(税込)>
カードリーダーは4,980円(税込)です。
なので、Squareの機器コストは、4,980円だけです♪
月額コスト
スクエアは月額基本料0円です。
月額コストは決済手数料のみ。
つまり、毎月の固定費が0円。
お店の経営はできるだけ固定費をかけないことが大事ですよね。
なので固定費0円のスクエアはめっちゃオススメです。
決済手数料
スクエアの決済手数料は3.25%です。
例を上げましょう!
PayPayで3,000円の回数券を決済した場合は、こんな感じ↓
<例:回数券3,000円>
3,000円×3.25%=97円
回数券に使えて、この金額はめっちゃ安いですよね。
なので、スクエアはオススメなんです!
スクエアの決済手順
では、スクエアの決済手順について解説しましょう。
➊ スマホ(またはタブレット)とスクエアリーダーを準備する

❷スマホ(またはタブレット)のスクエアアプリを開く

❸金額を入力し、右下の「お会計」をタップする。

❹クレジットカードを差し込む

❺お客様にスクエアアプリで暗証番号を入力していただく

タッチ決済の場合は、暗証番号の入力は不要です。

ペイペイ決済の場合は、スマホやタブレットにQRコードを表示させて決済します。

これで決済完了です!!
スクエアの導入の流れ
では、スクエアの導入の流れをサクッと説明しておきます。
スクエアは、審査から導入スピードがめっちゃ早いんです。
導入はたったの3ステップです。
<Squareの導入の流れ>
- 無料アカウント作成
- スクエアの審査
- スクエアリーダーの購入
1つずつ説明しましょう。
無料アカウント作成
スクエアを導入するためには、まず無料のアカウントを作成します。
アカウント作成には、提出書類もありませんので、カンタンです。
氏名や銀行口座情報があればOKです。
スクエアの審査
スクエアは無料アカウントを作成すると当日に即、審査してくれます。
審査の順番は、こんな感じです↓↓

スクエアは、決済ブランドごとに順に審査していき、PayPayは、申込から最短10日で審査通過です。
めっちゃ早いですよね!!
スクエアリーダーの購入
審査に通過したら、スクエア公式ページでスクエアリーダー(4,980円税込)を購入します。
スクエアリーダーは申込から3~5日で届きます。
PayPayの審査結果は、申込みから最短10日で来るので、そしたら回数券をPayPayで支払ってもらうことができるようになりますよ。
まとめ
今回、PayPayでエステなどの回数券を決済できない対処方法についてまとめてみました。
まず、PayPay単独で回数券の決済ができない理由は、ペイペイの規約で回数券の決済に使用することを禁止しているからです。
というのも、回数券は「未来分の支払い」になるので、万一、お店がつぶれてしまったりすると、お客さんが損害を被るので、法律で利用の条件や範囲を厳しく決められているからなんです。
この法律がかなり厳密なので、利用者に周知徹底するのが大変!なので、多くのキャッシュレス決済サービスでは、回数券の決済を禁止しているんです。
なので、PayPay単独導入して、回数券の決済をしてしまったら、規約違反になり(あくまでも予想ですが、)利用停止処分(アカウント停止)になる可能性大です。
しかし、スクエアという決済端末を導入すれば、PayPayでエステなどの回数券の決済が可能です。
スクエアは、法律で決められた利用の条件や範囲を公式ページに明示していて、その利用範囲を守ることを条件に、PayPayでの回数券の決済を認めているんです。
なので、回数券の販売にPayPayで決済できるようにするには、スクエアがオススメです。
スクエアは無料でカンタンにアカウントを作れるので、アカウントだけでも作っておくと、便利ですよ。→スクエア無料アカウントを作成する
ちなみに、スクエアの回数券の決済の方法については、こちらの記事で解説していますので、くわしくは以下をどうぞ。
→スクエアの回数券の販売での使い方!限度額と期間など利用条件を解説。