僕の友だちが繁華街の路地裏で小さなスタンディングBarを開業するんですが、キャッシュレス決済用にPayPayを導入するそうです。
そんな彼から「PayPayの加盟店審査にブラックリストは関係ある?」と聞いてきました。
そこで、今回、PayPayの審査にブラックリストが関係あるかについて調べてみました。
結論から言うと、PayPayの審査にブラックリストは関係ありません。
PayPayの審査は、事業者としての審査になります。なので、消費者個人としてブラックリスト(信用情報)に記載があるかは、基本的に関係ありません。
もちろん、申込本人の年収、キャッシングが多いなども関係がありません。
法人の場合でも、会社の規模、会社の利益は関係ありません。
PayPay事務局としては、不正利用が最も困ることなんです。
なので、審査で重要なことは、健全な営業をしていることをしっかり証明することが大切です。
お店のホームページや店舗の外観・内観・商品メニューなどで、お店の営業実態の健全性を証明すれば、PayPayの審査は大丈夫ですよ。
とはいえ、PayPayの審査にブラックリストが関係あるかについて気になるところだと思いますので以下に詳しくまとめてみました!
PayPayの審査にブラックリストは関係なし
PayPayの審査で、あなたがブラックリストに載っているかどうかは、関係ありません。
PayPayの審査は、あくまでの事業者としての健全性を審査するもので、消費者個人の信用力を審査するものではありません。
健全にお店を運営しているのであれば、PayPayの審査は通ります。
ブラックリストに載っているから、PayPayの申込みに躊躇しているなら、気にせずに申し込んでみてください。
PayPayの審査は、1週間程度で結果が分かりますので、あれこれ悩むよりも申込フォームから投げてしまうのが時間短縮になりますよ。
PayPayの申込・審査で気を付けること
では、PayPayの加盟店審査で気を付けることをを解説していきましょう。
申込でケアレスミスをしない。
申込フォームの住所・氏名・メールアドレスなどを正確に入力しましょう。
特にメールアドレスと電話番号!
メールアドレスや電話をミスると、PayPayの審査結果の通知が受け取れませんので、間違えがないようにしましょう。
これは当たり前なのですが、正しく入力することが審査に通過する条件ですね。
鮮明で指定されたサイズの画像を準備する
PayPayの審査では、お店や商品の画像をアップロードします。
アップロードの画像は間違えが起こりやすいので、ちょっと詳しく解説しておきます。
必要な画像
1枚目は店舗名記載の看板を含む「店舗外観」です。
2枚目はサービス内容が伝わる構図で「店内」です。
画像の撮り方
画像の撮り方は以下のとおりです。
<画像の撮り方>
・横の構図で撮る
(4:3のサイズ推奨)
・地面に対して水平、横長に写るように撮る
・写真は鮮明なものをアップロードする
撮影の例
では、撮影した画像のサンプル例をあげましょう。
<飲食店の例>

店舗の全景で、看板と入り口が写っていることが条件です。
<移動販売の例>

キッチンカーの全景とお店の看板が写っていることが条件です。
これらのサンプル画像は、PayPay公式ページから申込を進めていくと、出てきます。
なので、その通り撮影すれば、大丈夫です。
注意事項
その他の注意事項は以下のとおりです。
✓ 人物やお客様を特定できる情報を写さない
✓ 他人の著作権、商標権、パブリシティ等の知的財産、肖像権を侵害するものを写さない
✓ 写真を過度に編集したり色をつけない(白黒写真不可)
✓ 上下逆にならないよう、正しい向きにてアップロードすること
✓ 画像ファイルはjpg、gif、png形式のいずれか、4MB以下のサイズ(1MB以下推奨)
禁止商材の申請をしない。
PayPayで取り扱えない禁止商材は申請しないことも重要です。
PayPay加盟店規約を分かりやすく要約すると、こんな感じ↓
<PayPay禁止商材>
・アダルト
・回数券、商品券
・犯罪を誘発しかねない商品(ボーガンなど)
これらの商品を申請すると、審査落ちになる可能性大です。
これらの商品を取り扱っていないお店・個人ばかりかと思いますが、回数券・商品券は、気を付けた方が良いですね。
PayPay加盟店規約は、以下のとおりです。
<PayPay加盟店規約 第5条>
4 加盟店は、PayPayを利用して次の各号に定める商品等を販売または提供してはなりません。
(1)取引に必要な許認可を得ていない商品等
(2)犯罪を誘発するまたは誘発するおそれのある商品等
(3)他人を攻撃または傷つける商品等その他有害な商品等
(4)低俗またはわいせつなものその他公序良俗に反する商品等
(5)商品券、プリペイドカード、印紙、回数券その他の有価証券等(ただし、当社らが個別に承諾した場合はこの限りではありません)
(6)第三者の肖像権、著作権、知的財産権、その他権利を不当に侵害するもの、およびそのおそれがある商品等
(7)その他当社らが取り扱いを禁止する商品等
特定商取引法の商材はNG。
PayPayでは、特定商取引を禁止業種としています。
<特定証取引>
・訪問販売
・電話勧誘販売
・連鎖販売取引
訪問販売や電話勧誘販売とは、いわゆる飛込みの高額商品の販売です。
つまり、宝石や着物や結婚紹介などの高額な契約を電話や訪問で契約するような取引きはNGです。
また、連鎖販売取引(ネットワークビジネス)とは、個人が次の個人に連鎖的に商品を販売して、組織を拡大化していくような取引です。
第4条 加盟店の遵守事項
2.加盟店は、商品等の売主として、次の事項を順守するものとします。
(2)特定商取引に関する法律の適用対象となる販売方法による販売を行わないこと。ただし、当社の事前審査および承認を得たうえでかかる販売を行う場合を除く。
これらは、審査落ちになりますが、普通のお店であれば、該当しないので、安心して大丈夫です。
どうですか?
これなら、PayPayの審査NG事項は全部クリアできますよね!
PayPayの審査で気にしなくてもOKな事項
ブラックリスト以外でも「審査に通るかな…?」という心配するようなことがありますよね。
でも、ほとんどの事項はPayPayの審査とは関係ないので、気にしなくてOKです。
気にしなくてOKな事項は以下のとおり。
<気にしなくてもOKな事項>
- 申込本人の年収
- 申込本人がキャッシングが多い
- お店の大きさ
- お店の利益
1つずつ説明しましょう♪
申込本人の年収
クレジットカードを発行する訳ではないので、申込者の収入は、まったく関係ありません。
年収が少なくても大丈夫なので、安心して申し込みましょう♪
申込本人がキャッシングが多い
キャッシングの多さも審査とは関係ありません。
キャッシングでの借入額と事業とは直接関係ないので、心配しなくて大丈夫です。
会社の大きさ
PayPayの審査に会社の大きさは関係ありません。
もちろん、個人事業主もOK!!
さらに、
・開業したばかりのお店
・個人事業主
・主婦のハンドメイド商品の販売
などの場合でも審査に通ります。
もちろん、
・決済額が小さい
・利用回数が少ない
こんな場合でも審査に通りますので、安心して申し込んでみましょう。
お店の利益(赤字続き)
お店の利益の大きさも関係ありません。
もちろん、お店が赤字続きなんだけど・・という場合も大丈夫です!
こんな感じで、PayPayの審査は通りやすいから、早く申し込んでしまった方が結果が早く分かってよいですよ♪
PayPayの審査に必要な書類
では、PayPayの審査に必要書類を解説しましょう。
審査書類は以下のとおりです↓↓
<必要な書類>
❶ 本人確認書類
❷ 銀行の口座情報(入力のみ)
❸ お店の画像
❹ 法人番号(法人の場合)
❺ 許可証(一部の業種のみ)
では、必要書類を1つずつ解説しましょう。
本人確認書類
以下のいづれか1点あればOK↓↓
本人確認書類 |
・運転免許証 ・在留カードおよび特別永住者証明書 ・マイナンバーカード ・日本国パスポート※ ・各種健康保険証※ |
※「日本国パスポート」または「各種健康保険証」を使う場合は、追加で以下のいずれか1点が必要です↓↓
追加書類 |
・公共料金領収書 (電気・ガス・水道など) ・住民票記載事項証明書 ・住民票写し |
銀行の口座情報
以下の銀行口座情報があればOKです↓↓
銀行の口座情報 |
・金融機関名 ・支店名 ・預金種別 ・口座番号 ・口座名義人 |
お店の画像
お店の画像は以下1枚ずつ必要です。スマホで撮ればOKです。
お店の画像 |
・お店の内観(1枚) ・お店の外観(1枚) |
法人番号
法人であれば、法人番号が必要になります。
許可証
以下の業種に該当する場合のみ、以下の許可証等が必要です。
コピーではなく、原本を画像ファイル(jpg,gif,png形式)で準備します。
業種 | 許可証等 |
中古品、リサイクル品、古物の取り扱い有 | 古物商許可証 |
施術所に該当 (鍼灸院、治療院、接骨院・整骨院) |
開設届出済証明書 |
旅行代理店に該当 | 旅行業登録票 |
医療相談、法律相談を行なっている | 資格認定証/登録証 (社会福祉登録証、精神保健福祉登録証、弁護士身分証明書など) |
運行代行業 | 自動車運転代行業認定証 |
特定継続的役務に該当 ※学習塾/家庭教師/語学教室/エステティック/美容医療/パソコン教室/結婚相手紹介サービス |
法人:決算書(3期分) 個人:青色申告書(決算書3期分)+確定申告書の写し |
宝くじ/公営競技に該当 | 主催者からの販売委託契約書の写し (※主催者で無い場合) |
保険業(保険代理店)に該当 | 代理店委託契約書または2名分の保険募集人資格登録証/合格証 |
興行チケット販売業に該当 | 古物商許可証(二次販売の場合) チケット不正転売禁止法遵守の同意書※ ※申込受付後に別途所定のフォーマットの連絡があります。 |
商品券・プリペイドカード・交通乗車券販売業に該当 | 古物商許可証(二次販売の場合) |
PayPayの申込みに必要な書類は以上です。
PayPayは、個人事業主でも法人でも審査に通ります。
PayPay側としては、ペイペイを広く使ってほしい反面、不正利用を防止したいんです。
なので、お店が健全に営業していることを証明することが大切です。お店が健全に運営されていれば、審査は通りますよ。
さぁ、早速、ペイペイに申込んで見ましょう。
PayPay加盟店の申込手順
PayPayをお店に導入するときの申込みは、1分でカンタンにできます。
もちろん、スマホからでも申し込めます。
申込手順は以下の3ステップ
- 公式ページから仮申し込み
- 専用フォームから本申込み
- PayPayスタートキットが届く
では、1つずつ解説しましょう。
公式ページから仮申込み
まず、PayPay公式ページから仮申し込みを行います。
仮申込フォームの入力項目はめっちゃ少ないです。
以下の項目を入力するだけで完了です↓↓
<入力項目>
・氏名
・メールアドレス
・電話番号
・住所
・法人名または屋号
これだけなので、仮申し込み1分で完了です。
仮申込みの入力フォーム画面はこんな感じ↓↓


本申込フォームの入力
申込フォームで登録したメールアドレス宛に案内メールが届きます。
案内メールのURLをクリックして本申込(審査情報入力)フォームを開いて、先ほどの書類をアップロードすれば、申込完了です。
審査に通過すると以下「ご利用開始のお知らせ」メールがきます↓↓

PayPayスタートキットの到着
本申込み完了後、約1週間程度で「PayPayスタートガイドとスタートキット」が届きます。

この「スタートガイド」の内容に沿って「QRコードステッカー」を組み立てましょう。

QRコードステッカーを組み立てたら、レジ横に置けば、準備完了です!
だから、PayPayは、申込みから約1週間でスタートできちゃいますよ。
まとめ
今回、PayPayの審査にブラックリストが関係あるかについてまとめてみました。
結論から言うと、PayPayの審査にブラックリストは関係ありません。
PayPayの審査は、事業者としての審査になります。なので、消費者個人としてブラックリスト(信用情報)に記載があるかは、基本的に関係ありません。
もちろん、申込本人の年収、キャッシングが多いなども関係がありません。
法人の場合でも、会社の規模、会社の利益は関係ありません。
PayPay事務局としては、不正利用が最も困ることなんです。
なので、審査で重要なことは、健全な営業をしていることをしっかり証明することが大切です。
お店のホームページや店舗の外観・内観・商品メニューなどで、お店の営業実態の健全性を証明すれば、PayPayの審査は大丈夫です。
あと、特に気を付けることは、入力フォームでのケアレスミスです。住所やメールアドレスなど入力ミスをしないように申込フォームに投げれば、大丈夫です。
審査結果は1週間程度で通知されますので、お早めに申込みフォームに入力してしまうのがオススメですよ。