今回、整体院を経営している友だちに頼まれて、回数券を決済できるキャッシュレス決済端末をいろいろ調べてみました。
実は、回数券の決済に使えるキャッシュレス決済端末はとても少ないんですが、以下の2つの決済端末は回数券の決済に使うことができます。
- エアペイ
- スクエア
エアペイもスクエアも初期コスト0円で開始できて、月額基本料0円(つまり固定費0円)で回数券の決済ができます!!
エアペイもスクエアも回数券の利用条件がありますし、それぞれ特徴がありますので、以下にくわしく解説してきますね。
Airpay(エアペイ)
それでは、エアペイから説明しましょう。
エアペイとは
エアペイはリクルートが提供するモバイル型決済端末です。
まず、エアペイの必要機器は以下の2つです↓↓

<必要な機器>
❶iPhone(またはiPad)
❷カードリーダー
使い方はカンタンで、iPhone(またはiPad)に「Airペイアプリ」をダウンロードします。

あとは、iPhone(またはiPad)とカードリーダーをBluetooth接続すれば、もう準備完了です!!

とっても手軽に使える決済端末になっていますよ。
エアペイの回数券の利用条件
では、エアペイでの回数券の利用条件について解説しましょう。
<エアペイの回数券の利用条件>
- 決済してから商品、サービスの提供が1年以内であること
- 中途解約の定めがあること
- お客様の申し出があった時キャンセルに対応すること
ほとんどの回数券は、この条件をクリアできますよね。
なので、エアペイを導入すれば回数券の決済ができるんです!!
特定の業種の利用条件
上記の利用条件に加えて、以下の業種(特定継続役務)は、追加条件があります。
<特定継続役務>
- エステティック業
- 美容医療
- 語学教室
- 家庭教師
- 学習塾
- 結婚相手紹介サービス
- パソコン教室
これらの特定業種で、回数券に使うための追加条件は以下のとおりです↓
業種 | 条件 |
エステ/美容医療 | ・提供期間が1カ月まで または ・金額が5万円まで |
語学教室/家庭教師 学習塾/パソコン教室 結婚相手紹介 |
・提供期間が2カ月まで または ・金額が5万円まで |
なので、これらの特定業種であっても、上記の条件を満たす回数券を作成すれば、エアペイで決済できます!!
エステや整体院などの回数券は、決済できない決済端末が多いですが、エアペイなら決済できるんです!!
JCB、アメックス、ダイナースなどの利用条件
お客さんが、JCB、アメックス、ダイナース、Discover、QUICPayを利用する場合は以下の条件も追加されます。
<JCB、アメックス、ダイナース、Discover、QUICPayを利用する場合>
・1回の決済金額が50万円以下(税込)であること
・オーダーメイド製品等の場合、決済してから商品提供が3か月以内であること
どうですか?
これもそれほど厳しい条件ではありませんよね!!
なので、これらの利用条件さえ守れば、エアペイで回数券の決済ができるんです!!
では、エアペイで使える回数券の設定事例を紹介しましょう。
回数券の設定事例(一般業種の場合)
一般業種であれば、エアペイの回数券の利用条件「決済してから商品・サービス提供が1年以内であること」で回数券を作ればOKです。
たとえば、整体院などで回数券を販売するなら、”決済日から1年以内という有効期限”を設ければOKです。
例を上げるとこんな感じ↓↓
<整体院の回数券の例>
<例1>猫背矯正
回数券6枚綴り(1回分無料)19,900円
1枚3,980円×5枚+1枚無料
有効期限:販売日から1年
<例2>美容針灸
回数券10枚綴り(1回分無料)36,000円
1枚4,000円×9枚+1枚無料
有効期限:販売日から1年
販売日からの有効期限を1年で設定すれば、OKですよ!!
回数券の設定事例(特定業種の場合)
以下の特定業種は「条件」を満たせば、エアペイで回数券の決済ができます↓↓
業種 | 条件 |
エステ/美容医療 | ・提供期間が1カ月まで または ・金額が5万円まで |
語学教室/家庭教師 学習塾/パソコン教室 結婚相手紹介 |
・提供期間が2カ月まで または ・金額が5万円まで |
では、エステとパソコン教室の例をあげましょう。
<エステの場合>
エステの場合は「5万円(税込)以内または1か月以内」を満たす回数券を作ればOKです
<エステの回数券(例)>
<例1>
美肌スペシャルプラン回数券
3回分の回数券:4万円(税込)
有効期限:3か月以内まで
<例2>
ブライダルプレミアム2DAYS
2回分の回数券:68,000円(税込)
有効期限:1か月以内
こんな感じでエアペイは、エステの回数券の決済に使うことができるんです!
<パソコン教室の場合>
パソコン教室は「5万円(税込)以下または期間2か月以内」の回数券を作ればOKです↓
<パソコン教室の回数券 例>
<例1>
1レッスン60分(全4回)
回数券の料金:29,800円(税込)
有効期限:3か月以内
<例2>
WORD&Excel(全8回)
回数券の料金:59,800円(税込)
有効期限:1か月以内
どうですか?
キャッシュレス決済できると回数券の売上は大きく伸びます。
なので、エアペイを導入して、こんな感じで回数券の設定を行って販売すると売上UPが期待できますよ。
エアペイで使える決済ブランド
では、エアペイで回数券に利用できる決済ブランドを解説しましょう。
<クレジットカード>
エアペイで使えるクレジットカードは以下のとおりです。

<電子マネー>
エアペイで使える電子マネーは以下のとおりです。

<QRコード決済>
エアペイでは、PayPayなどのQRコード決済ができますが、回数券の販売には使えないのでご注意ください。

QRコード決済は、「エアペイQR」が運営しており、規約が異なります。エアペイQRでは、回数券の決済を認めていません。
→エアペイ公式ページで回数券に使える決済ブランドの詳細を確認する
エアペイのコスト
では、つぎにエアペイのコストについて解説しましょう。
初期コスト
エアペイの初期コストは、0円です。
導入一時金や加盟料はありません。
初期コスト0円で、キャッシュレス決済を導入できるのが、エアペイの魅力です。
機器コスト
エアペイに必要な機器は以下の2つです↓↓

❶iPadまたはiPhone
❷カードリーダー
今ならカードリーダーはキャンペーンで0円です。
なので、お手持ちのiPhone(またはiPad)を使えば、機器コスト0円です。
エアペイは機器コスト0円で導入できるから、めっちゃオススメです!
月額基本料
エアペイの月額基本料は0円です。
だから、固定費0円でキャッシュレス決済端末を導入できます。
お店の経営にとって、固定費0円は嬉しいですよね。
使った分しかコストがかからないのが、エアペイの良いところです!!
決済手数料
エアペイの決済手数料は以下のとおりです。
・クレジットカード 2.48%
(銀聯カードのみ 3.24%)
・電子マネー 3.24%
・QRコード 3.24%
例をあげましょう。
お客様がVISAカードで1,000円支払った場合は、こんな感じ↓↓
<決済手数料>
1,000円×2.48%=24円
これならメッチャ安いですよね。
エアペイの決済手数料は、業界最安値の水準です。
コストで選ぶならエアペイは、めっちゃオススメです。
エアペイの使い方
エアペイの使い方は、めっちゃカンタンです!
クレジットカード決済の手順について解説しましょう。
❶iPad(またはiPhone)のエアペイアプリを開く

❷「決済」ボタンをタップする
❸クレジットカードをタップする
❹商品の代金を入力して「決済に進む」をタップ。
❺カードリーダーにクレジットカードを差し込む
❻お客様に暗証番号を入力していただく
❼暗証番号入力が完了したら緑の✔ボタンを押す
❽決済完了
めっちゃカンタンですよね。
もちろん、クレジットカードでタッチ決済もできます。


どうですか?カンタンですよね。
エアペイは操作性が良いので、すぐに覚えることができるので、オススメです!!
エアペイの導入の流れ
エアペイの申込から開始までの流れは、こんな感じ↓↓

エアペイは申込から順次、決済ブランドごとに審査していきます。
最初の審査のVISA・マスター・銀聯なら、約10日でお客様向け決済がスタートできます。
VISA・マスター・銀聯の審査完了後、その他の決済ブランドは、順次、審査結果の通知が来ます。
通知が来たら、お客様向けの決済スタートできます。ただ、約50種類も決済ブランドがあるので、全ての審査が終わるまで、30日くらいかかります。
せっかくエアペイを導入するなら、全ての決済ブランドが使えた方が良いですよね。
なので、エアペイの導入を決めたら、お早めに申し込むのがオススメです。
Square(スクエア)
では、つぎにスクエアについて解説していきましょう。
スクエアとは
スクエアとがアメリカサンフランシスコ生まれの世界的な決済サービスです。
日本では三井住友銀行が提携して販売促進をしていますので、信用力もバッチリです。
スクエアも必要な機器は以下の2つです↓↓

❶スマホ(またはタブレット)
❷カードリーダー
❶スマホ(またはタブレット)は、手持ちのモノでOKです。
スマホは、iOSでもアンドロイドどちらでもOKで「スクエアPOSレジアプリ」を無料ダウンロードして使います↓

❷カードリーダーは、スクエア公式ページで購入すればOK。
<スクエアリーダー 4,980円(税込)>
あとは、スマホ(またはタブレット)とスクエアリーダーをBluetooth接続すれば準備完了です。
回数券の利用条件
スクエアの回数券の利用条件は、以下の3つの職種によって分かれます。
- エステティック
- 語学教室・家庭教師・学習塾・パソコン教室・結婚相手紹介サービス
- その他の業種(整体・治療院・スポーツジム等)
3つの業種の利用条件はこんな感じです↓
エステティック | 語学教室・家庭教師・学習塾・パソコン教室・結婚相手紹介サービス | その他の業種(整体・治療院・スポーツジム等) |
❶ 5万円以下で期間1年以内 ❷ 5万円超で期間1か月以内 |
➊ 5万円以下で期間1年以内 ➋ 5万円超で期間2か月以内 |
➊ 5万円以下で期間1年以内 ➋ 5万円超で期間2か月以内 |
カンタンに言えば、
・5万円以下で1年以内の回数券なら全業種で使える。
・5万円超の回数券なら業種によって「1か月以内」または「2か月以内」なら使える
となります。
ほとんどの業種は「その他の業種」に該当しますよね。
なので、以下の業種でなければ、「その他の業種」の利用条件で回数券を設定すればOKです!
- エステティック
- 語学教室
- 家庭教師
- 学習塾
- パソコン教室
- 結婚相手紹介サービス
上記の業種でなければ、「5万円以下で期間1年以内」または「5万円超で期間2か月以内」の回数券を作れば良いだけ。
なので、カンタンですよね!
では、つぎに回数券の具体的な設定事例を解説していきましょう。
エステの回数券の設定事例
エスティック業種の利用条件は以下のとおりです。

<回数券の金額と期間>
❶ 5万円(税込)以下で期間1年以内
または
❷ 5万円(税込)超で期間1か月以内
具体的な例で説明しましょう。
❶ 5万円(税込)以下で1年以内
5万円(税込)以下で期間1年以内の回数券はこんな感じです↓
<エステの回数券(例)>
<例1>
・フェイシャル&ボディ(全4回)
・回数券の料金:5万円(税込)
・有効期限:1年以内
<例2>
・ブライダル2か月プラン(全6回)
・回数券の料金:5万円(税込)
・有効期限:1年以内
❷ 5万円(税込)超で1か月以内
5万円(税込)超で1か月以内の回数券はこんな感じです↓
<エステの回数券(例)>
<例1>
・美肌スペシャルプラン回数券
・回数券の料金:6万円(税込)
・3回分回数券:3/1~4/1まで
<例2>
・ブライダルプレミアム2DAYS
・回数券の料金:52,000円(税込)
・2回分回数券:1か月以内
こんな感じで、スクエアならエステの回数券の決済に使うことができるんです。
語学教室・家庭教師・学習塾・パソコン教室・結婚相手紹介サービスの回数券の設定事例
この業種の利用条件は以下のとおりです。

<回数券の金額と期間>
❶ 5万円(税込)以下で期間1年以内
または
❷ 5万円(税込)超で期間2か月以内
では、パソコン教室の例で説明しましょう。
❶ 5万円(税込)以下で期間1年以内
5万円(税込)以下で期間1年以内の回数券はこんな感じです↓
<パソコン教室の回数券 例>
<例1>
・1レッスン60分(全4回)
・回数券の料金:12,800円(税込)
・有効期限:6か月
<例2>
・WORD&Excel(全8回)
・回数券の料金:39,800円(税込)
・有効期限:8か月
❷ 5万円(税込)超で期間2か月以内
5万円(税込)超で期間2か月以内の回数券はこんな感じです↓
<パソコン教室の回数券>
<例1>
・Word Excel スペシャリスト対策(全8回)
・回数券の料金:59,800円(税込)
・有効期限:2か月
<例2>
・JAVAプログラミング(全16回)
・回数券の料金:128,000円(税込)
・有効期限:2か月
こんな感じで、スクエアならパソコン教室や語学教室の回数券の決済に使うことができます。
その他の業種(整体・治療院・スポーツジム等)の回数券の設定事例
その他の業種の利用条件は以下のとおりです。

<回数券の金額と期間>
❶ 5万円(税込)以下で期間1年以内
または
❷ 5万円(税込)超で期間2か月以内
整体院の例で説明しましょう。
❶ 5万円(税込)以下で1年以内
5万円(税込)以下で期間1年以内の回数券はこんな感じです↓
<整体院の回数券 例>
<例1>
・猫背矯正(回数券6回券)
・回数券料金:9,800円(税込)
・有効期限:1年以内
<例2>
・美容針灸(回数券10回券)
・回数券料金:4万円(税込)
・有効期限:1年以内
❷ 5万円(税込)超で期間2か月以内
5万円(税込)超で期間2か月以内の回数券はこんな感じです↓
<整体院の回数券 例>
<例1>
・美容整体(回数券6回券)
・回数券料金:6万円(税込)
・80分×4回 3/1~5/1まで
どうですか?
こんな感じで、スクエアなら料金と期間だけ気をつければ、回数券に使えるんです!!
→スクエア公式ページで回数券のその他業種の利用条件の詳細を確認する
スクエアでの回数券に使える決済ブランド
では、スクエアの回数券に使える決済ブランドを解説しましょう↓↓
クレジットカード
電子マネー
QRコード

✔ PayPayは、その他の業種(整体・治療院・スポーツジム等)の回数券の販売には、使用できません。(PayPayは、都度メニューや物販の決済は可能です)。
どうですか?
これだけの種類の決済ができれば、お客様のニーズに、バッチリ応えられますよ。
→スクエア公式ページで回数券で使える決済ブランドの詳細を確認する
スクエアの決済手順
では、スクエアの決済手順について解説しましょう。
➊ スマホ(またはタブレット)とスクエアリーダーを準備する

❷スマホ(またはタブレット)のスクエアアプリを開く

❸金額を入力し、右下の「お会計」をタップする。

❹クレジットカードを差し込む

❺お客様にスクエアアプリで暗証番号を入力していただく

タッチ決済の場合は、暗証番号の入力は不要です。

これで決済完了です。
めっちゃカンタンですよね。
スクエアのコスト
次にスクエアのコストを説明しましょう。
初期コスト
スクエアは、加盟料や導入一時金も0円です。必要なのは機器コストだけ。
カードリーダーは以下の3つから1つを購入すればOKです。
機器 | コスト |
スクエアリーダー | 4,980円(税込) |
スクエアターミナル | 46,980円(税込) |
なので、初期コストは、この機器の購入代金だけです♪
月額コスト
スクエアは月額基本料0円です。
月額コストは決済手数料のみ。
つまり、お客様向けに決済した時にだけ料金が発生します。
決済手数料
スクエアの決済手数料は以下のとおりです。
・クレジットカード 2.50%
・電子マネー 3.25%
・QRコード 3.25%
実際の決済手数料の例をあげましょう。
たとえば、VISAカードで3,000円決済した場合は、こんな感じ↓
<例:VISAカード決済3,000円>
3,000円×3.25%=97円
メッチャ安いですよね。
スクエアもコストが安くて回数券に使えるのでめっちゃオススメですよ。
スクエアの申込~審査~利用開始の流れ
では、スクエアの申込~審査~利用開始の流れを解説しましょう。
たったの3ステップです。
- 無料アカウント作成
- 決済ブランドの審査
- カードリーダーの購入
1つずつ解説しましょう
無料アカウントを作成
まずは、スクエアの無料アカウントを作成します。
スクエア公式ページから入力は3分程度で完了できます。
決済ブランドの審査
スクエアは無料アカウントを作成すると即、審査開始されます。
審査の流れは、こんな感じです↓↓

スクエアは、決済ブランドごとに順に審査します。
VISA、MASTER、アメックスは、最短当日で審査が通過します。
JCBやダイナース、交通系電子マネーは、3~4日。
QUICKpayは、5~6日。
PayPayは、10日で審査通過です。
めっちゃ早いですよね!!
審査が通過した決済ブランドから取り扱いが開始できますよ。
カードリーダーの購入
カードリーダーはスクエア公式サイトから購入すればOKです。
<スクエアリーダー 4,980円(税込)>

カードリーダーは申込から3~5日で届きます。
スクエアは、審査が完了した決済ブランドからお客様向けの決済ができます。
なので、VISA、Mastre、アメックスは、申込みから最短3日でお客様向けの決済ができるんです!!
だから、急いでキャッシュレス決済を導入したいならスクエアは、めっちゃオススメです。
まとめ
今回、回数券を決済できるキャッシュレス決済端末2選をまとめました。
いろいろ調べた結果、オススメの決済端末は以下の2つです↓↓
- エアペイ
- スクエア
それぞれの特徴は以下のとおりです↓↓
入念に調べてありますので、どちらかを選べば間違いありませんよ。
申込みはお早めにどうぞ。